心理カウンセラーはどうやって探したらいい?
「心理カウンセリングを受けたい」と思い、いざ探してみても、どのカウンセラーに受けたらよいか迷われることと思います。
迷うのは、多くの方にとって、カウンセリングというものが、それほどなじみがなく、選ぶ際の判断基準が曖昧だからです。
このコラムでは、臨床心理士&公認心理師の資格を保有しているカウンセラーが、どんな基準でカウンセラーを選べばよいか、3つのポイントをまとめました。
万人にとって良いカウンセラーはいない。自分にとって良いカウンセラーを探すつもりで
3つのポイントを紹介する前に、お伝えしたい最も大事なことは、「良いカウンセラーは人によって異なる」ということです。
分かりやすい肩書や役職は、心理カウンセリングにおいて、あまり意味をなしません。あくまで「あなたにとって信頼できるカウンセラー」を探していくしかありません。
つまり、実際にそのカウンセラーに会い、相談をしてみて、「この人となら一緒にやっていけそうだ」と思える人を探してください。「あまり相性がよくなさそうだ」と感じた場合は、別のカウンセラーを試してみることも大切な選択です。
とはいえ、何の指針もない状態から探すのは難しいかと思いますので、以上を踏まえたうえで、3つのポイントを解説したいと思います。
臨床心理士/公認心理師の資格
カウンセラーを探すときに、臨床心理士もしくは公認心理師の資格を持っている人から選ぶのが無難でしょう。
臨床心理士の資格を取得するためには、心理系大学院を修了する必要があります。仕事をしながら大学院に通うのはかなりハードルが高く、多くの人は仕事を辞めたり、子育てが一区切りしたところで、入学します。
それなりの時間とお金をかけて、大学院を修了し、その後、修了生のほぼ全員が臨床心理士の資格を活かして仕事をします。臨床心理士をもっているということは、「心理士としてこれからやっていこう」という覚悟の表れでもあります。
また、公認心理師は、心理系の資格で唯一の国家資格であり、比較的信頼度の高い資格の一つです。
臨床心理士と公認心理師、どちらも持っているカウンセラーだと良いと思いますが、人数がそれほど多くありません。現実的には、どちらか一つでも持っていれば、まずカウンセリングを受けてみて良いと思います。
カウンセラーの専門分野
カウンセラーによって得意分野が異なりますので、ご自身のお悩みにあった得意分野をもつカウンセラーから選ぶと良いでしょう。
例えば、別の専門職で考えてみると、一口に「医者」といっても、内科や外科、小児科、精神科とさまざまな分野があります。
カウンセラーも同様に、発達障害、夫婦関係、職場のメンタルヘルス、子育ての相談、LGBTQ等、さまざまな分野がありますので、自身の悩みにあった専門分野をもつカウンセラーを選ばれるのがよいでしょう。
カウンセリングルームへの通いやすさ
最後のポイントとして、ご自身にとって通いやすい場所にあるカウンセリングルームを選ぶのがおすすめです。
カウンセリングルームがアクセスの良くない場所にあれば、行くのが億劫になってしまうことがあると思います。
しかし、カウンセリングは信頼できるカウンセラーとの時間の積み重ねが、良い方向に向かっていくために不可欠です。
刹那的に浮かぶ億劫な気持ちで、カウンセリングルームから足が遠のいてしまうことは、もったいないことです。
通いやすさという面で、負担を軽減することも、カウンセリングルームを選ぶうえで大事なポイントだと感じております。
自宅の近くだと、人目が気になる方がほとんどでしょうから、通勤(通学)経路の乗換駅や、自宅から乗り換えなしでいける場所を、選ばれるのがよいでしょう。
新宿しろくまカウンセリングでは、心理カウンセリングのお申込みを受け付けております
新宿しろくまカウンセリングは、東京 新宿駅5分の場所にある心理カウンセリングルームです。
カウンセラーは、臨床心理士、公認心理師等の資格を保持しており、主にお仕事や家族関係に関するご相談をお引き受けしてきました。
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