すべての人が心理カウンセリングを当たり前に受ける社会をつくる
カウンセリングは、多くの方にとってなじみがないものだと思います。
実際にしろくまにいらっしゃるほとんどのクライエントさんが、カウンセリングが初めての方ですし、なかには「だいぶ前からカウンセリングが気になっていましたが、いざ受けるにはハードルが高くて」という方もいます。
心理カウンセラーとしては、「カウンセリングを受けてみようかな」と悩んだ時が、カウンセリングの受け時だと思っています。
カウンセリングは、心療内科や精神科のような医療機関とは違い、健康保険の適用外なので、受診歴として会社や家族に伝わることはありません。また、カウンセリングで話した内容が誰かに伝わる心配もありません。カウンセリングは、多くの方にとって、日常に取り入れやすい、メンタルケアの一つです。
カウンセリングにいらっしゃる前、多くの方が「こんな相談をしていいんだろうか」「カウンセラーは分かってくれるだろうか」と、不安と緊張と、わずかな期待を持っていらっしゃいます。
しろくまのカウンセラーは、「話を聴くプロ」です。聴くための訓練を、今までも積んできましたし、これからもずっと続けていきます。皆さんの悩みを軽く扱ったり、上辺だけを理解して安易なアドバイスをしたりすることはありません。まずは、クライエントさんのことをよりよく知りたい、分かりたいと思っています。クライエントさんには、ご自身のことを、なるべく自由にお話しいただきたいと思っています。
初回にいらっしゃったときに抱えていたお悩みが解決した後も、定期的にカウンセリングに通われる方も多くいます。しんどいことがあっても「誰かに話を聴いてもらえる安心感」が、その人のメンタルを安定させる効果もあります。
長期的に付き合っていける、皆さんにとって「良い」カウンセラーとの出会いがあるよう、しろくまのカウンセラーは、日々研鑽に努めています。
しろくまのはじまり
私がカウンセリングについて初めて知ったのは、20代半ば頃、就職活動を支援する会社を経営していたときでした。
就活に取り組む方を支援するなかで、うつ病・適応障害等で悩まれている方々に出会い、より適切な支援をしたいという想いから、大学院で臨床心理学を学び、修了しました。
カウンセリングの可能性、面白さ、奥深さに気がついた私は、心理士としての活動に専念するため、経営していた会社を後任に引き継ぎ、カウンセリングルームの開設を決意します。
もっと多くの人にカウンセリングの良さを知ってほしい。誰しも、自分の人生に希望を見出だせず、苦しくなるときがくるかもしれない。そんなときは、ぜひカウンセリングに頼ってほしい。
こうして、2023年、新宿の小さなお部屋で、新宿しろくまカウンセリングが誕生しました。
新宿しろくまカウンセリング 代表 安藤 沙織
(臨床心理士・公認心理師・キャリアコンサルタント)